2018-08-29

聴覚障害児の教育と現実(その5)

その1 その2 その3 その4に続いて、ツイートまとめを掲載します。


----とあるツイートのまとめ5----
Iさんの発信
聴覚障害を持つ保護者の方で、聾学校に入れようか、普通学校に入れようか迷っているのであれば普通学校を迷わず勧めたい。もちろん本人の聴力の程度にもよるが、聴力がいいのに聾学校に入れるのは正直もったいないと思う

Iさんに対するGさんの反応
同感

IさんとGさんに対するNさんの反応
発達障害すれすれの難聴児って普通校はためらいたくなるけど、そういう子の親さんの一部は「そうだよね、やってみなきゃ」と、ギャンブル感覚で挑戦させちゃったり。 すでに必死に背伸びしている子に、より高いハードルを設定するのでなければよいけど、それ誰が判断?という問題も。難しいですね。



Iさんに対するMさんの反応
うちは、そうは思わないなぁ。 ろう学校の方で良かったよ! ろう学校からでも、普通に大学に行ける時代だし、聞こえない仲間が沢山いることって素敵な事だと思うな。

Iさんの返信
貴重なコメントありがとうございます

Mさんの返信
私がそうなんです。幼稚部~高等部まで、ろう学校で大学は一般校に行きました。だから、ろう学校でも問題無いと思いますしね

Iさんの返信
考え方は人それぞれですし、正解なんてないと思います。ただ、私たち当事者がどんどん発言していく必要がありますね



Iさんの一連の発信
聴覚障害を持つ保護者の方で、聾学校に入れようか、普通学校に入れようか迷っているのであれば普通学校を迷わず勧めたい。もちろん本人の聴力の程度にもよるが、聴力がいいのに聾学校に入れるのは正直もったいないと思う
(Gさんの発信の引用)
日本語と手話では言語が全く別物だから日本語がおかしくなるのも仕方ないけど、普通の人はそんなこと知らないからこの人には話通じないんだなって思われてしまう。でもそれは悪いことじゃなくて少数派だから仕方ないこと。日本手話の学校があるように日本手話の会社があれば解決するのにって思う。
(Iさん)
決して聾者の方を批判しようとしているつもりはないのですが、このような現状があることを知っていただきたい。そこで何が必要なのか、何をすべきなのか改めて考えることが大切なのでは。


Iさんの発信
私は普通学校に通ってきて良かったなと思うことがたくさんある まず、聾・難聴の仲間だけでなく、聴者の仲間が沢山できること。 私が通っていた小学校は全校生徒が800人と多い学校だった。だからこそ、沢山の人と知り合うことができ、視野がぐんっと広まった
コミュニケーションは口話だけであったが、総合的な学習の時間を使って私の障害について知る・簡単な手話を覚えるなどの授業を多く設けてくれた。他にも私の母校は聴覚障害だけでなく、肢体不自由、情緒障害、知的障害のある児童もいたため、児童は思いやりのある人が多かった。
そのため、いじめに遭うこともなく、とても恵まれた環境で過ごすことができました。 2つ目は地域の友達と関わることができる。学校が終わってから、同じ町内に住んでいる友人数人と公園で遊んだり、お家に呼んだり…あとはママ同士も仲良くなったり、きょうだい同士で仲良くなったり…とにかく私の


Iさんの発信に対するNさんの返答
さりげなく配慮できる良い学校だったのかな、と感じます。 巡り合わせ次第では、校内に自分だけとなると、個性なのか特性なのか、配慮自体が負担とか、意地の悪い子に目をつけられるとか、やっぱり聞くことあるので。 何をどう準備すれば、そういう外的リスクを減らせるのでしょうね。



その後のIさんの発信
もし聴覚障害のあるお子さんを普通学校に通わせる場合、難聴学級や知的障害・肢体不自由の学級がある学校の方が良いです。自分の居場所があるため、何かあった時に頼れる先生がいる、仲間がいるため、安心して通うことができます。 逆に学校に障害のある仲間が1人もいない場合
自分の居場所がなく、何かあった時に頼れる人がおらず、苦しい思いをするかもしれません。 自分が住む地域の学校に難聴学級を開設するのではなく、すでに難聴学級がある学校の地域に引っ越した方が、仲間がいるため安心して通えると考えます。私がそうでした。
小学校に上がる時、隣町の学校が県内で唯一難聴学級や知的障害・肢体不自由の学級があり、障害のある児童が多いとのことで、わざわざ引っ越しました。もし引っ越さずに地域の学校で、障害のある仲間は自分1人の中通っていたらと考えると、絶対6年間通えていなかったと思います。



ポイントになりそうなところを勝手に色分けしました。

ツイートまとめは、まだ続きます。
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2018-08-26

聴覚障害児の教育と現実(その4)

その1 その2 その3に続いて、ツイートまとめを掲載します。


----とあるツイートのまとめ4----

Lさんのつぶやき
娘は幼稚園は聾学校でした。今は地域の中学校で難聴学級に在籍しています。以前だったら勉強についていけなくなったら聾学校に戻る事が出来ました。今は出来ないんです。何db以上とか成績がとか今は厳しくなっているようです。
それに今は地域で学習する難聴の方々が増えているのも事実です。小さい間に人工内耳をし地域の幼稚園や保育園にいれる。聴き取れるので言葉が増えていくようです。言葉が増える事にはいいと思います。
しかしこれが小学校、中学校になった時はどうなのかなぁと。喋る事と聴いて答える事は違うからなぁ。小学校で先生の言った事に対してキッチリと答えられたらいいのですが、難聴の子供は中々答えられない子供さんが多いと聞いた事があるので。
まだまだ学力社会です。違うと言っても勉強です。それを身につけるには相当な努力が必要だと思います。支援学校と地域の学校では勉強の内容も違います。全て同じではありません。カリキュラムも違います。娘は支援学級ですがカリキュラムは地域の学校に全て合わせてもらっています。
地域によってやり方は様々だと思います。子供に合わせた学習をしそれが聾学校なのか地域なのか。そして又違った選択なのか。正解はひとつではないと思いますいつでも軌道修正は出来ると思います。私も沢山の修正をやってきました。なので焦らないで下さいね


Mさんのつぶやき
聞こえないお子さんがいらっしゃる方で、小学校は、ろう学校か、難聴クラスか、通常クラスかと色々と悩んでおられる方は、1人や2人ではないと思う。1日体験みたいなのを、学校側も提供するべきだと思う。そして、子供とどっちが良かった?とか色々と話してから決めてもいいんじゃないかな?って思う。
私は、親は最初は校区の小学校に入れたかったらしいけど、教育委員会の許可が下りず、ろう学校になった。幼馴染が沢山いたのですが、その中で私だけが違う学校に行く事に不思議に思った事は何回もあるけど、ろう学校で良かったと思う。高等部の時に、担任の先生の計らいで、普通の進学校の勉強が
どのようなものか?を知るために見学に行った事があった。そこは、私の家が校区内の進学校で、幼馴染がいっぱいいた。何で見学に来た?って言われたりしたけど、見学に行った事は良かったと今でも思う。ろう学校にいたけど、勉強の内容は、ほぼ変わらなかったし、違う事といえば、スピードだけだった。
だから、勉強の内容がどれだけ理解出来ていて、ついていけているか?先生方のサポートはどれだけあるか?も、考慮して行ったほうが良いと思う。どのような教育、支援が必要か?は子供たちによってまちまちだと思うから、それぞれが必要としていることに合わせていければいいと思う。手話なり口話なり、
出来る事はどんどんやればいいと思う。私は、ろう学校時代に手話が禁止されていたから、口話でしか話せなかったけど、今は手話も使っている。旦那さんは、聴者ですが、口話も手話も理解は持ってくれている。だから、学校選びでは、見学とかにはどんどん行くべきだと思う。


ポイントになりそうなところを勝手に色分けしました。

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2018-08-22

聴覚障害児の教育と現実(その3)

その1 その2に続いて、ツイートまとめを掲載します。


----とあるツイートのまとめ3----
発信者(Aさん)
ここ最近色々話聞いて色々発信してる中で気づいた事… インテの人生って…ハードモードかもしれない。 小学校入学前までに日本語完璧口話もほぼ完璧!1番前の席に座って先生の口元読み取る前の席だからサボれないそれでも理解不十分!その分、自主学習で補完イジメ防止に良い成績残す
ずーっと予測しながら喋る! 既に障害に理解がある訳では無い同級生とお友達になる!話を合わせる為に字幕無いテレビ見て予習支援をしてもらったらお礼先生に可愛がられる様に物珍しさで上級生が来る馬鹿にされてもニコニコ!泣いたらまたか…って言われる為我慢!連絡網何それ!
何このブラック学校… だから、ブラック企業に勤めてる!ツイート見てもあんまり心に響かない。
労働基準法や労働基準監督署がある大人の聴者の人生はまだイージーモードにしか見えない
何でここまでしてインテの人生を選んだか?って そら、私が入学する当時は 聾学校が普通学校に比べて2年遅れてたし、私は大学に行きたかった。 今でもインテの人生を選んだ事は後悔はしてない。
結局、地元の聾学校から大学に行く人は居なかった。
インテした人は自殺未遂したり、自傷癖、鬱になる人は少なくない。 実際、知人で2人いる。
教育委員会に電話出来る能力なんて無い。 もし、手紙やFAXで連絡取れたとしても… じゃあ、レベルの低い聾学校に行きなさい。と言われるのがオチ。


Aさんへの返信(Eさん)
私、これ全部やってないならいじめられたのか 納得!!

Eさんへの返答(Aさん)
いや、心が折れる前にタイミング良く夏休みが来た!冬休みがきた!と歓喜しましたわ…


Aさんへの返信(Kさん)
確かに私もそういう人生でした。 小学校の時は難聴学級があった分まだマシだったと思いますが。 そういう人生を歩いてきたからこそ、正直、私も大学の時に聴の妹が学校でいじめられてるーって家の中で泣いてた時「だから?それが何か?」と思ってしまっている自分がいましたね汗

Kさんへの返答(Aさん)
難聴学級に行くのが嫌だった。 頭悪い人が行く所。 と難聴学級にマイナスイメージがついているのですが、メンタル面でのセーフティゾーンの役割もあると私は思います。 難聴学級が無い県の私が言っても説得力無いですが… 聞こえは多種多様なので、支援も色々あってもいいと思いますね。



Aさんの発信を受けての発信(Kさん)
RTより。確かに私も振り返れば相当なハードモード人生だったな。 だからとは言わないが、当時中学か高校生だった妹が友達からの嫌がらせで泣いてた時に心の中で「へー?それだけで?ふーん」って思った自分がいる。自分があまりにも大変すぎて麻痺してしまったというか。今思えば申し訳ない汗
当時、妹は「姉ちゃんは私のことなんか分かってくれない、話も聞いてくれない!」と怒ってたらしいが、その前に私の話は聞いてくれたのかなー?って思ってた。 でもその前に家の中では誰にも外での苦しさなど話せなかったし一人きりで閉じこもるしかなかったから聞いてもらう以前の問題だったけどね
さっきのRTの方、多分私より10-20は年下の方。 てことは20年経っても聞こえない学生が置かれてる環境は変わってなかったってことなんだよねー。 だけど今の子どもたちの環境はだいぶ変わってるらしいからその調子で子どもたちの未来が明るいものであることを祈りたいね


聾学校からの大学進学に関連して ※2018/8/22 18:35追記
Kさん
ろう学校からは大学に行けないとバカにされていた時代はとっくに終わってる私の友達もろう学校(特支)から大学に進んだ人が何人かいる。 そやし今の時代はもっといるだろうな。 ただ、地域によって様々な事情で授業の進み方が極端に遅い学校もあるのでそこが悩ましい問題だけども。
あとは教師側の意識の問題(どうせ聞こえないから無理だろう)(教えたってどうせ分からない)が大きく影響してるところもあると聞く。 それと教師側の障害への知識の問題、授業の時手話を使わないなどによる生徒の学力不足なども。ただこれは聾学校に限らず普通校に行った聞こえない子供も同じ

Mさん
ろう学校にもよるみたいですね 学年と、教科書があっていないのって。。。



ポイントになりそうなところを勝手に色分けしました。

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2018-08-19

聴覚障害児の教育と現実(その2)

その1に続いて、ツイートまとめを掲載します。


----とあるツイートのまとめ2----

発信者(Gさん)
社会に出たときに煙たがられにくいのは口話ができる聴覚障害者であることには変わりないと思うけど…。忙しくしている日本人が多いからこそ、いかにスムーズにコミュニケーションが取れるかが重要だろうし。筆談しても日本語がめちゃくちゃならもういいよ、ともなりそう。
日本語と手話では言語が全く別物だから日本語がおかしくなるのも仕方ないけど、普通の人はそんなこと知らないからこの人には話通じないんだなって思われてしまう。でもそれは悪いことじゃなくて少数派だから仕方ないこと。日本手話の学校があるように日本手話の会社があれば解決するのにって思う。
ろう教育に必要なのは日本語教育もだけど健聴者とのコミュニケーションの取り方もだと思う。ずーっとろう者と生活してて自分に理解のある人と生活しててそんな人がいきなり高校卒業と同時にぽんって外の世界に放り出されるのは恐怖でしかなくない?


Gさんへの返信(Hさん)
同感です。 健聴の子どもにとっても小さい頃から、耳の聞こえにくい子どもと接することで学ぶことは沢山あると思うし、理解し合える社会になっていくと思う
1歳2歳の頃から、健聴児は自然に日本語を覚えてしまう。
単語(オウム返しに人の言葉を真似る)
→単語(主にあいさつや名詞などの1語文)
→名詞+動詞(2語文)
→名詞+助詞+動詞(簡単な文章)などの順に。
4歳5歳にもなれば平仮名も書ける。絵本も少しずつ読めるようになる。難聴の子は、物心がつくかつかないかのうちから健聴の中に居たら、少しは学べるのかしら?→
私は、ろうの子どもは、日本語の文法を知らないで育つという事を初めて知りました。同じ日本人なのに。


Gさんへの返信(Iさん)
その通りですね。今まで社会にポンと放り出されてうまくやっていけない人を数え切れないほど見てきました


Gさんへの返信(Jさん)
日本語を学ぶことの目的は、社会の中でやりとりをすることもあると思う。 それならば、  日本語自体の習得  幅広い人とやりとりをできる社会性やコミュニケーションの方法 この両輪をバランスをとって育てていくことが肝要なのではないだろうか。
いわゆる「ろうの世界」で子どもたちが育っていく場所もある。 それは、聴覚障害児者が帰属する一つの、とても大切な場所であることは間違いないと思う。 けれど、世界は、それだけではないということを認識していることもまた、大切なのではないだろうか。
すぐ隣に日本語を母語とする社会が存在すること。 そこに出かけていったら、自分なりにどのようにやりとりしていくか。 それを高校卒業までに一緒に考える時間をとっていく。 これが、自立活動なのではないかと思う。
そして、健聴者にも言えることだと思っていて。 聴覚障害者の世界(ろう、難聴、中途失聴、片耳難聴、APD…)があることを認識し、その人達と出会った時、自分にはどのようなやりとりができるかを考える時間をもつことも大切なのではないかな。

ポイントになりそうなところを勝手に色分けしました。

ツイートまとめは、まだまだ続きます。
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2018-08-16

聴覚障害児の教育と現実(その1)

 先日、ツイッターで、聴覚障害児(ろう、難聴を含めて)の教育について、様々な方が意見を述べていました。その中で、それぞれの意見をまとめられれば、という声が上がりました。
 そこで、承諾を得られたものについて、何回かに分けて、まとめていきたいと思います。なるべく原文のままとしますが、絵文字や改行などは割愛しています。また、お名前については承諾されている方も多かったのですが、一律でアルファベット表記としたいと思います。
 トピックごとに、数回に分けていきます。なお、本ブログとして、特定の方の意見を支持するという趣旨はありません


----とあるツイートのまとめ----
発信者(Aさん)
口話教育反対派って、聴覚障害者が聴者の世界に放り出された時にどんなコミュ取ることを想定してるの? 皆が皆同じ聴覚障害者の世界で生きられる訳ではないからな… 口話教育で育ったインテとしてはそこら辺がよく分からない…
手話教育も良いが、口話教育を怠ったら社会に出る上で致命的だと思ってる どっちも中途半端にならなきゃいいけどね。
口話教育反対派の人が考える教育と社会に出た時のコミュがどんなものかが私には分からない。 もし良かったら、教えて頂けるとありがたいです。


Aさんへの返信1(Bさん)
口話教育を受けていても、知識数が圧倒的に足りないのです。そして口話教育だからといって話せるようにもなれない。 今の若い人は手話を使って教育を受けてる人が多いですし普通に話せる人も多いですね。 色々そういった本を読むと、面白いですよ。
私も勉強中の身なのでざっくりですが 口話教育ってつまり、手話を全く使わず聞こえる教師が口で授業を教えるので、授業の内容がまるきり理解出来ない生徒が多くいました 手話を使った教育は、手話を使いながらなので意味を理解しながら学ぶ事ができます。


Aさんへの返信2(Cさん)
聴者とコミュニケーションを取ることを考えるなら口話は正だと思う。 それこそ出来るようになるのは1/10と言われてる世界だけど。社会で強く生きていくなら口話に頼っちゃだめだと思う。何故なら圧倒的に不利だから。コミュニケーションは楽しむもので、勝つためのものじゃないと思う。

返信2に反応(Dさん)
はじめまして、口話でコミュニケーションが出来るようになるのは10分の1って書かれてますがその辺を調べても中々情報が得られず訓練してきました。理解はしてるつもりでしたがそんなに難しいのですか。子供が重度の聴覚障害、聴親です。

Dさんに返信(Cさん)
音声を発するという意味ではそれなりに期待出来ると思います。1/10というのは僕の経験とろう学校の教育をしている人から伺った内容です。公式のデータとしてはありません。というより、日本はそこまで真面目にこの世界に取り込んでいません。
問題は読み取る方です。僕は1000人以上ろう者、聴覚障害の方に会ってきましたが今まで読唇(読み取る方)に問題がないと思ったのは今までで一人だけです。(まあまあ読み取れるなと思った人も文脈から推測をしないと無理です。要は突然言われてもかなり難しい状況です。)
ご自身で練習して見るとわかると思いますが、母音の読み取りはそこそこ出来ますが子音は相当きついです。ましてや人により癖があり、一生同じ人とだけ話すなら良いですが、社会ではかなり苦労します
ので、口話教育は教育者からすると、成功と言われる人が1/10程度なのに本当に正しいのか?と議論されてます。 ただ、聴社会でやって行くのに他に画期的な方法が誰も生み出せずいます。 いきなり長々とご回答失礼しました。本来はあまり難しいお話をする予定では無いのですが、ご参考になればと思います
一部書き間違えたので書きなおしました。通知凄いいってたらすみません。 あと挨拶遅れましたが、リプありがとうございました。

Cさんのへの反応(Eさん)
口話教育に失敗して手話を選んだ当事者が通りますよ~。 口話ができても日本語がクソミソな人の方が多いですね~。 日本で生きていくなら、まず日本語バッチグーな状態じゃないとおまんま食えないべwwww

Eさんに返信(Cさん)
仰る通り、馬鹿正直に混じろうとするとハードルが多いですね。荒い言葉ですが本質だと思います。内容がシリアス過ぎてこの場では収まりきらないので控えますが。。。


Aさんへの返信3(Eさん)
インテで口話教育で育ったわたしが通りますよw わたし、インテ失敗、口話失敗なので手話を選んだんですw 口話に反対する理由?そら、口話に費やす時間と勉強遊びに費やす時間どっちがいいかしら。 あとはわたしみたいなきつい思いをしないで、っていう願望と、自分自身に対する復讐もあるから


まとめることで、文字が多く読みにくくなりますね。すみません。
ポイントになりそうなところを勝手に色分けしました。

ツイートまとめは、まだまだ続きます。


※もしご意見があれば、コメント欄にご記入いただくか、メールをいただいても構いません。


2018-07-20

頂いたご意見から

本ブログを公開した際に、聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi)さんから、感想をtwitterに投稿していただきました。
中川さんは、「耳の不調が脳までダメにする(講談社プラスアルファ新書)」「補聴器ハンドブック(監訳、医歯薬出版)」等の著書をもつ方なのだそうです(twitterの自己紹介より)。

アンケート結果を医療の立場から見たときに、どうお感じになったのか。ツイートをきっかけに調べてみて分かったことも含め、まとめてみました。


[目次]
 〇感想ツイートの紹介
 〇補聴器の調整について
  キーワード:2ccカプラー、OSPL90、オーバーゲイン、REM
 〇聴力変動と手話について
  キーワード:思春期、ホルモン、難聴の進行、手話獲得
 〇文字によるコミュニケーション
  キーワード:筆談、文字、ICT



 
[感想ツイートの紹介]
補聴器適合検査でしっかり診断してもらい、良心的な補聴器屋さんで 調整してもらえば補聴器で難聴になることはない。は本当か?

A: 2ccカプラーだけで補聴器適合検査した場合、OSPL90は実効で120dB超えていても見かけ上110~115dBに見えてしまう。補聴器適合検査すれば絶対大丈夫とは言えない。

3割が等級悪化しているのは、OSPL90の評価が適切に行われずオーバゲインとなっているケースが少なくないことを示唆しいている。高度重度ではREMでの評価が必須であるし、2ccカプラだけでの評価は非常にリスキーである。

ラットでは♀の場合、思春期に大きな脳内ネットワーク再編が生じる。使わないシナプスはその接合をドルマントさせる。このことは、思春期に難聴が進むことと関係しているかも知れない。生理学的には性ホルモンの変化がそれに関与していると言われる。

聴覚と口話だけでなく手話を並行して獲得していくことで、難聴の進行に伴うコミュニケーション手段の移行に伴うgapを小さくすることが出来ると思う。

確実なコミュニケーションの取れる筆談や文字の使用のニーズが高まっているから利用者が増えたのか、ITCの普及がそうした結果を導いたかは判断つかない。

その2が楽しみ。

 
[補聴器の調整について]
キーワード:2ccカプラー、OSPL90、オーバーゲイン、REM

まず、補聴器の調整(フィッティング)の仕方について簡単に触れます。

現在のデジタル補聴器は、専用の機械を経由して、パソコンに接続して設定しています。その際、「マイクに〇dBの音を聞かせたら〇dBの音に大きくする」という設定をするのですが、正しく設定できているかは、実際に「マイクに入力」して「出力音をスピーカーで聞き取る」ことで、確認しています。そのための機会を「補聴器特性試験装置」といいます(以下、特性装置と略します)。

  補聴器特性試験装置の例 (リオン社。PDFへのリンク)

特性装置で測定する際に使われているのが「2ccカプラー」という「疑似的な耳」です。2ccというのは、成人の耳の穴の大きさ(2立法センチメートル)を模した空間のことで、そこを経由して、何dBの音に聞こえているかを調べています。
そして測定項目の1つに、90dBの音を入力したときの「補聴器から出る音の大きさ」を調べるという項目があり、これを「OSPL90」と呼んでいます(JISの規格)。

※正式には「90 dB入力最大出力音圧レベル OSPL90(output SPL for 90-dB input SPL,OSPL90)」…補聴器の利得調整を最大設定にしたときに,90 dB の入力音圧レベルに対して音響カプラ内に発生した音圧レベル。


簡単に言うと、日常生活の中で、主に人の話を聞くために必要な音の大きさを60dB、聞き取る音の最大を90dBとして、その音の大きさが「本人が聞き取れる大きさの範囲」に入るように、オージオグラムを見ながら音量調節をするのが、特性装置を用いたフィッティングの方法です。

A: 2ccカプラーだけで補聴器適合検査した場合、OSPL90は実効で120dB超えていても見かけ上110~115dBに見えてしまう。補聴器適合検査すれば絶対大丈夫とは言えない。」という説明は、

・2ccカプラーは「実際の耳の大きさ」と違う場合がある(小さい子の耳は、もっと小さい)。そのことにより、実際の聞こえが「120dBを超えて」しまう場合がある。
→「補聴器を付け続けることで聴力が低下する」可能性が出てくる。
ということです。つまり、機械任せではそれぞれの耳や聞こえ方に対応できない場合がある、ということですね。

また、
3割が等級悪化しているのは、OSPL90の評価が適切に行われずオーバゲインとなっているケースが少なくないことを示唆しいている。高度重度ではREMでの評価が必須であるし、2ccカプラだけでの評価は非常にリスキーである。
という説明は、

・必要以上の大きすぎる音(オーバーゲイン)で使用することで、聴力低下につながっている可能性が少なからずある
→補聴器の調整は、実際に本人が補聴器を付けて実耳で測定(REM)する必要がある
ということですね。

ちなみにREMについて詳しいことは、以下の検索結果からご覧ください。
  「補聴器 REM


 
 
[聴力変動と手話について]
キーワード:思春期、ホルモン、難聴の進行、手話獲得

ラットでは♀の場合、思春期に大きな脳内ネットワーク再編が生じる。使わないシナプスはその接合をドルマントさせる。このことは、思春期に難聴が進むことと関係しているかも知れない。生理学的には性ホルモンの変化がそれに関与していると言われる。

言い換えると、
「性ホルモンの変化で使わないシナプスが休眠状態になる現象がラットで見られる。思春期の難聴の進行にも類似の現象があるのでは」という話(仮説)ですね。


聴覚と口話だけでなく手話を並行して獲得していくことで、難聴の進行に伴うコミュニケーション手段の移行に伴うgapを小さくすることが出来ると思う。

これも、「手話を学んでおけば、難聴が進行してもコミュニケーション上の影響を小さく抑えられる」ということかと思います。

 
[文字によるコミュニケーション]
キーワード:筆談、文字、ICT

確実なコミュニケーションの取れる筆談や文字の使用のニーズが高まっているから利用者が増えたのか、ITCの普及がそうした結果を導いたかは判断つかない。

これは在学時から、現在の変化に関する分析ですね。



中川さん、コメントありがとうございました。


なお、中川さんについては、以下の検索結果をご覧いただければと思います。
  「中川雅文


2018-07-17

アンケート結果(2018-07版)その6

アンケート結果(2018-07版)について(その6)

[ご注意]
許可なく結果データを二次利用することを禁じています許可範囲や申請の仕方など、詳しくは「はじめに」をご覧ください。

[乳幼児期から小学校に上がるまでの期間に、養育者に対して「手話を使ってはいけない」という指導がありましたか]
※「はい」「いいえ」の他に「その他」という項目を設け、文章で回答していただきました。直接の回答はなかったものの、「はい」や「いいえ」に含まれそうな回答もありました。書かれた内容から判断し、手話を「使わないように」言われた/言われなかったに分類し直しました。以下、どのような回答を分類したかのリストです。

「はい」という返答はなかったが、表記内容から「言われた」にカウントした方
※学校等の教育方針(口話、キュードの推奨)、家庭等の教育方針、手話を積極的には使わない雰囲気といった回答はこちらにカウント

「いいえ」という返答はなかったが、表記内容から「言われなかった」にカウントした方
※知らなかった・選択肢がなかった・使う環境ではない(学校等の方針が見えない)といった回答はこちらにカウント


[「使わない」ように言われた相手(延べ数)]
上記「その他」の文章に加え、「どのような方に、なぜ言われたのか」の項目の表記から分類しました。また、「言われた」という回答があった方を母数として割合を出しました。「学校(の先生)」が41.7%と最多となっています。言われた相手が不明だった回答も同数の41.7%でした。

[「学校」と回答した方の表記]

[「医療機関」と回答した方の表記]

[「療育支援者」と回答した方の表記]

[「家族」と回答した方の表記]

[「不明」と回答した方の表記]


※上と同じ回答を、今度は理由ごとに分類しました
[「手話不使用」とした理由の分類(延べ数)]
※「聴者に合わせる」は社会自立的な内容を含める、「その他」には恥ずかしい、学校の方針を含める

[「手話への偏見」と回答した方の表記]


[「発音が悪くなる」と回答した方の表記]

[「日本語習得を妨げる」と回答した方の表記]

[「聴者に合わせる」と回答した方の表記]

[「その他」と回答した方の表記]

考察
  • 手話を使わない、あるいは使ってはいけないと答えた方が30%以上にのぼることが分かった(「使ってはいけない」だけでも20%超)。
  • 言われた相手としては「学校」が最多であることが分かった。
  • 理由として「発音が悪くなる」ことが最も多く挙げられていた。「手話への偏見」や「日本語習得を妨げる」といった、現在の言語学上は否定されている意見が元になっている回答もあった。 → 指導者の言語指導観のアップデートが必要、それを支える指導環境の整備が必要


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2018-07-16

アンケート結果(2018-07版)その5

アンケート結果(2018-07版)について(その5)

[ご注意]
許可なく結果データを二次利用することを禁じています許可範囲や申請の仕方など、詳しくは「はじめに」をご覧ください。

手話でのコミュニケーションについて ※全員対象

[手話を覚え始めた時期]
「高校卒業後」が60%で最多となっています。小入学前は12%ですが、デフファミリー(親が手話を使うろう者)が含まれています。また、小入学前と小~高の在学中に手話を学んだの中に、聾学校に通ったことで手話に触れた方も含んでいます。高卒業後に手話を学んだ方には、大学で手話と出会った方と、会社等で先輩から教わった方などがいました。手話を学んだことがない方も5%いました。

考察
  • 小~高の在学中に手話を学ぶ機会が少ないことを示している。
  • 高卒業後の大学や会社等における環境適応や、友達づくりを含む人間関係において、聴覚や文字だけでは情報が不足していることを伺える。→ 小~高校までの生活について、より詳しいデータの整理や個別インタビューが必要
  • 手話学習をしている方が非常に多い結果となったが、必要性の有無は個別に異なるため、手話を学ばなくてはいけない」というわけではないことに留意する。


[手話についてのとらえ方(それぞれ1つだけ〇)]
「特に不要」「使ってはいけない」が、家族については64%、小~高の頃の自分は73%、現在の自分は16%となりました。小~高の頃の自分と現在の自分とでは、「必要」が26% → 84%となり、逆転現象が見られます。

考察
  • 家族については、半数以上が手話の使用に否定的な考えを持っており、小~高の自分も同様であるが、卒業後の本人は逆の考えを持つ傾向があることが確認された。→ 家族や本人に影響を与える存在(あるいは社会的風潮等のいわゆる"空気")が手話についてのとらえ方に影響を与えていないか、くわしい分析が必要


[子どもの頃の手話のとらえ方に影響を与えた存在(いくつでも〇)]
複数回答のため、各項目の回答数を回答者数で割った割合を提示しています(今回の回答者数はちょうど100名となったため、割合と人数が同じ数となっています)。家族(養育者)は多い順に聾学校の先生、家族、友人・知人、医療機関の方となっています。小~高の自分は多い順に友人・知人、家族、学校の同級生、聾学校の先生、小~高校の先生となっています。

考察
  • 家族(養育者)も本人も共通して「家族」「友人・知人」「聾学校の先生」の考えや発言が、他の方より多く影響を与えていることが分かる。 → 家族や友人・知人、聾学校の先生が「何から影響を受けているか」「正しい情報を得ているか」が大事
  • 本人にとっては「家族」「友達」「先生」の影響が非常に強い。 → 適切に障害を受け止めるための環境づくりが重要


今回は、ここまでとします。
次回の更新をお楽しみに。


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2018-07-15

アンケート結果(2018-07版)その4

アンケート結果(2018-07版)について(その4)

[ご注意]
許可なく結果データを二次利用することを禁じています許可範囲や申請の仕方など、詳しくは「はじめに」をご覧ください。

小学校~高校に通っていた頃の思い出で、当てはまることはあるか
<難聴学級・通級での様子>
※以下の項目については「在籍していた方」のみを対象とするため、母数がそれぞれ異なります。

[ほっとする時間が取れた]
全ての年齢グループで「頻繁にあった」が最も多く30%を超えています。「たまにあった」も含めると、65.9% → 62.2% → 67.9%と6割を超えて推移しています。

考察
  • 交流学級での負担やストレスを軽減させる効果が得られていることがうかがえる。セーフハウスとして一定の機能を果たしているのではないか。


[指文字を教えてくれた]
全ての年齢グループで「全くない」が最も多く50%を超えています。「ほとんどない」も含めると、78.1% → 82.2% → 77.5%と高い割合で推移しています。

考察
  • 当事者本人が指文字を知らないまま高校を卒業している実態がうかがえる。


[手話を教えてくれた]
全ての年齢グループで「全くない」が最も多く60%を超えています。「ほとんどない」も含めると、85.4% → 86.7% → 82.1%とかなり高い割合で推移しています。

考察
  • 当事者本人が手話を知らないまま高校を卒業している実態がうかがえる。


[人との付き合い方を教わった]
全ての年齢グループで「全くない」が最も多く30%を超えています。小1~3については、「たまにあった」が同じ割合で最多となっています。「ほとんどない」「全くない」を合わせると、56.1% → 60.0% → 71.4%と増加傾向が見られます。

考察
  • 全ての回答者が、聴者に囲まれた環境で全く問題なく過ごせているとは言い難い。他の回答結果を踏まえると、むしろ年齢が上がるにつれて悩みが増えているという前提で結果を見るのが妥当。
  • 一定の割合で問題が発生すると仮定すると、人との付き合い方について、助言や指導が減り、個人で対処するケースが増えていると考えられる。見守り支援という捉え方もできるが、単に放置しているだけという見方もできる。
  • 人間関係の形成という重要なテーマについて、聴覚障害の特性を踏まえた指導がされているのか、疑問が残る結果である。


[悩みを解決してくれた]
全ての年齢グループで「全くない」が最も多いです。「ほとんどない」「全くない」を合わせると、53.7% → 62.2% → 71.4%と増加傾向が見られます。

考察
  • 全ての回答者が、聴者に囲まれた環境で全く問題なく過ごせているとは言い難い。他の回答結果を踏まえると、むしろ年齢が上がるにつれて悩みが増えているという前提で結果を見るのが妥当。
  • 一定の割合で問題が発生すると仮定すると、人との付き合い方について、助言や指導が減り、個人で対処するケースが増えていると考えられる。見守り支援という捉え方もできるが、単に放置しているだけという見方もできる。
  • 人間関係の形成という重要なテーマについて、聴覚障害の特性を踏まえた指導がされているのか、疑問が残る結果である。



[難聴学級に友達がいた]
回答に分散傾向が見られます。小学校では「全くない」が最多で30%を超えているのに対し、中学校では「頻繁にあった」が最多で50%弱、「たまにあった」と合わせると67.8%と高めになっています。

考察
  • 小学校では難聴学級の在籍が1名という場合も多いが、中学校ではある程度人数が増えるためではないかと考えられる。


今回は、ここまでとします。
次回の更新をお楽しみに。


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2018-07-12

アンケート結果(2018-07版)その3

アンケート結果(2018-07版)について(その3)

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[分からないときに「分からない」と言える環境があった]
回答が「たまにあった」「ほとんどない」の中央に寄っている傾向があります。特に中学校と高校では「ほとんどない」が30%を超えています


[聴覚障害について話せる、分かってくれる友達がいた]
回答が分散し、「頻繁にあった」「たまにあった」を合わせると、42.3% → 46.7% → 51.1% → 51.9%と半数前後で推移しており、徐々に増加傾向が見られます。


[サポートしてくれる仲の良い友達がいた]
全ての年齢グループで「頻繁にあった」が30%を超え最多であり、特に高校では42%と高い割合になっています。また、「頻繁にあった」「たまにあった」を合わせた推移を見ると、55.3% → 59.7% → 61.3% → 64.2%と徐々に増加傾向にあります。


[障害を理由にいじめられた/いじめの危険を感じたことがあった]
「頻繁にあった」「たまにあった」を合わせると、42.4% → 52.7% → 53.4% → 28.4%で推移しています。小1~3から中学校までの増加と、高校での大きな減少が特徴的です。


[集団の中にいても孤独を感じたことがあった]
「頻繁にあった」が全年齢グループで最多であり、特に中学校・高校では半数を大きく超えています。「頻繁にあった」「たまにあった」を合わせた推移は、48.2% → 70.7% → 84.1% → 79.0%となっていて、小4~6以降は高水準にあると言えます。



今回は、ここまでとします。
次回の更新をお楽しみに。


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2018-07-10

アンケート結果(2018-07版)その2

アンケート結果(2018-07版)について(その2)

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普通校に通っていた(インテグレートしていた)時期
[在籍状況]
回答者の8割以上が、聞こえる児童生徒と同じ教室で学習していました。難聴学級・通級に通っていた経験をもつのは54%ですが、小4~6では多めの46%、中学校では少なめの30%という結果が出ました。
※高等学校の特別支援学級・通級を経験している方は現時点ではいないと考え、カウントに含めていません。


小学校~高校に通っていた頃の思い出で、当てはまることはあるか
<普通学級など大集団での様子>
※以下の項目については「在籍していた方」のみを対象とするため、母数がそれぞれ異なります。

[補聴器を付けているのを見られるのが嫌だった]
最も多いのは「全くない」でどの年齢グループでも30%を超え、特に高校では40%程度と高めになっています。一方、「頻繁にあった」「たまにあった」を合わせると、小4~6で48.9%、中学校で46.6%と決して低くはありません。補聴器を見られるのが気になる児童生徒が少なからずいることを知っておく必要があると言えます。


[自分の発音のことが気になった]
回答がほぼ均等に分かれています。「頻繁にあった」「たまにあった」を合わせると、
40.0% → 55.4% → 59.7% → 57.3%という推移になっています。義務教育段階では年齢が上がるごとに増加傾向がみられます
※なお、高校から聾学校(特別支援学校)に行った方が数名おり、計算からは除外しています。その方を含めると、年齢が上がるごとに増加している可能性があるかも知れません。


[クラスの中で話が分からなかった]
「頻繁にあった」が非常に強く、また年齢が上がるにつれて増加していることが、はっきりと出ています。「頻繁にあった」「たまにあった」を合わせた推移を見ると、69.5% → 83.7%95.4%97.5%と、非常に高い傾向が見られます。

[考察]
  • インテグレートするだけの言語力があったとしても、「聞きとれない」「分からない」状況が日常的に存在したことが明らかになった。
  • 逆に「ほとんどない」「全くない」と回答した方への聞き取りを行うことで、改善に向けての方策が見つかるかも知れない。 → 追加の個別インタビューを検討



[指示が分からず他の人の行動を真似していた]
「頻繁にあった」が非常に多い。「頻繁にあった」「たまにあった」を合わせた推移を見ると、78.8% → 90.2% → 92.0% → 90.1%と、非常に高い割合です。

[考察]
  • インテグレートするだけの言語力があったとしても、「指示が分からず他の人の真似をする」状況が日常的に存在したことが明らかになった。
  • 逆に「ほとんどない」「全くない」と回答した方への聞き取りを行うことで、改善に向けての方策が見つかるかも知れない。 → 追加の個別インタビューを検討


[聞こえないことを知られるのを避けていた]
回答が分かれています。「頻繁にあった」「たまにあった」を合わせた推移を見ても、44.7% → 51.1% → 48.9% → 49.4%と、ほぼ半数です。ただ、「覚えていない」が一定数いるので、「ほとんどない」「全くない」よりは若干多いと言えるかも知れません。

[考察]
  • 回答のバラつきから、聴覚障害当事者の中に異なる意見をもつ群が存在すると考えられる。他の項目との相関が発見されれば、グループごとに対応したケアが可能になる可能性がある。 → 今後の検討課題とする


[生徒同士の話し合いに参加できた]
これも回答が分かれています。「頻繁にあった」「たまにあった」を合わせた推移を見ても、44.7% → 51.1% → 48.9% → 49.4%と、ほぼ半数です。ただ、「覚えていない」が一定数いるので、「ほとんどない」「全くない」よりは若干多いと言えるかも知れません。


2018-07-08

アンケート結果(2018-07版)その1

アンケート結果(2018-07版)について

収集期間:2018年4月18日~6月30日
収集方法:アンケート用紙およびインターネット掲示板
回答総数:100名

[ご注意]
許可なく結果データを二次利用することを禁じています許可範囲や申請の仕方など、詳しくは「はじめに」をご覧ください。


[ネット回答の信頼性について]
まず、本アンケートの信頼性について、「インターネットで取ったアンケートは信頼できないのでは」という疑問の声があるかと思います。実際に知人等に対面で依頼したアンケート結果と比較しました。
ほとんどの項目で、ネット聴取したデータ(青色86件)と個人聴取したデータ(赤色14件)の回答傾向が類似している(同程度の幅に収まっている)ことが見て取れるかと思います。この結果をもって一定の信頼性が得られていると判断しています。


2021.4.25補足:アンケート結果をダミー変数として平均値を取り、知人等とインターネットからの結果を比較、また、両者の差を取ったグラフを掲載します。
  


[回答者の概要]
男女比
男31名 女69名 計100名
約3割が男性、7割が女性からの回答でした。回答総数は100でした。


年代
20代が最多の39%、次いで30代の34%となっています。


障害の状況(手帳の等級)
在学時、現在ともに最重度の2級が最多ですが、51%→76%と、2級の方が約1.5倍に増えています。全体を見ても、在学時と現在で等級が変化(聴力が低下)している方が30%いることが分かりました。

[考察]
  • 在学時にある程度聞こえていても、卒業後に重度化し、より聞こえにくくなる可能性があることを示している。 → 3割程度の方が聴力低下することを前提にしたコミュニケーション手段の教育が求められる
  • 男女で分けたときに、違いがあるのか(女性が思春期にとつぜん聴力低下するといった話を聞いたことがある)→ 今後、詳しく調べたい


コミュニケーション手段(音声)
在学時には90%が「良く使う」と回答しています。ほとんどの方が音声を聞き取り、声を出していることが分かりました。現在も「よく使う」「たまに使う」を合わせると84%とかなり多くの方が音声を使っています


コミュニケーション手段(手話)
在学中は「よく使う」「たまに使う」を合わせても23%ですが、現在は78%と3倍程度に増えています。「全く使わない」も63→8%と激減しています。在学中と現在とで逆転しているのがよく分かります。

考察
  • コミュニケーションの必要な場面が、在学中(主に座学で授業を受ける)と現在(大学、就職先、地域での付き合い等)とで異なる可能性を示している。 → 社会に出てから困らないように、在学時から手話を教える必要性、当事者以外にも手話の学習機会が設定される必要性があるのでは。
  • 大学進学時に情報保障のある大学に行き、手話に出会う可能性も高いのでは。


コミュニケーション手段(文字)
「良く使う」「たまに使う」が在学時には50%だったのが、現在は79%と約1.5倍に増えています

考察
  • 社会に出てからは、確実なコミュニケーションの取れる筆談や文字の使用のニーズの高さが伺える。→ 筆談で伝えられる力、メール等の使い方の指導が在学時に必要


現在の暮らし (複数回答)
「手話サークル等」が50%、「家族・親戚等」が36%、「職場」が37%となっています。36~37%の方が、家族や職場の人とのやりとりに手話を必要としていること、手話サークルなどの社会生活で50%の人が手話を使用していることが分かります。

考察
  • ろう学校だけに通っていた方ではなく、インテ経験者で音声でのコミュニケーションもできる方の回答であることに留意すべき。話せていても、ある程度聞こえていても、「手話を必要とする方が4割弱いる」ことを示している。


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